月別アーカイブ: 2015年11月

高校生っていいなぁ…♪

12273582_10154393826932738_8867797021511470338_o昨日(11月27日)の5-6校時、高1の学校設定科目「国際理解」(Shigagakuen Future Leadership Program)で、ディベートの最終戦を行いました。

ジャッジの一人としてお招きした、世界中を飛び回って大活躍中の地域イチオシリーダー、小倉昌和 (株式会社ライオンズ旅行企画東近江営業所AMIGO)さんから、こんなメッセージが届きました。

高校生っていいなぁ…♪

滋賀学園高等学校に三度お邪魔しました♪
いよいよディベイト決勝戦です!
先に韓国(ソウル)チームとシンガポールチームの対戦から
決勝戦はドイツ(ミュンヘン)チームとシンガポールチームの決戦となりました

結果は…僅差でミュンヘンチームの優勝が決まりました♪
これって単純にミュンヘンがいいからとか行きたいからではなく
間違いなく彼らのプレゼンや説得力、情報収集能力などの効果が発揮されて決まったわけですもんね♪

こうしたことが今後社会へ巣立った時に必ず役に立つと思います
まして、大人の世界でもこういったことが現在に最も求められていることのような気がしてなりません♪

最初は頼んでもらって赴いた機会ですが
今では私の方からお願いしてでも行きたい機会になっています♪
子どもたちってホンマに可愛いんですわ♪
抱きしめたいくらい! 連れて帰りたいくらい…というと
安居先生に怒られるので言いませんが…

この子たちと何かをやってみたい!
と…心から思えた素晴らしい授業でした

感謝!

12094954_901802259855548_2485482830059745690_o小倉さんとの関わりは、10月9日に遡ります。生徒たちにとっては初めて取り組むディーべートであり、テーマとして取り上げた「留学先に、この国を加えるべきだ」のアイデア出しに、どのチームも苦しんでいました。そこで、そのきっかけづくりにしてもらうべく、小倉さんをお招きし、講義をしていただきました。

その後、せっかくお話ししていただいたのだから、生徒たちがどう変わったのかを見ていただきたいと、先週金曜日(11月20日)ディベート対戦のジャッジをお願いしました。

先週の授業後にいただいた小倉さんのメッセージには、こうあります。

10月に生まれて初めて教壇に立たせていただきました…(^_^;)
生徒さんたちのそのあまりに綺麗な瞳に圧倒されて…かつて経験のない種類の緊張感を感じての授業をさせていただきましたが…学校側の温かい誠意で「また来てくださいね」と言っていただいたので再度お邪魔させていただきました♪

SFLP(滋賀学園フューチャー・リーダーシップ・プログラム)という授業で
生徒に「留学先を増やすとしたら、どこの国(街)?」というテーマで
ディベイトに取り組むという画期的な内容になっています♪
クラスを(ニューヨーク)(ムンバイ)(ミュンヘン)(ソウル)(シンガポール)の5つの班に分けて班対抗の論戦を繰り広げるわけですが
手順として
12249854_919773198058454_3165052122335539276_n1) 調査 資料収集 分析 情報処理

2) ディベイト1回戦
Aチーム 立論 Bチームから 質問 Aから回答

Bチーム 立論 Aチームから 質問 Bから回答

最後に Aから最終立論 Bから最終立論…
クラス全員と審査員(先生と私…)で採点 集計

結果発表(勝者は2回戦へ…)
上記のような流れで、授業が進んでいきます

以前に私が少しだけ講義をさせていただいたときに比べて格段に
その知識や考え方が成長していることに大変驚きました!
例えば…「ミュンヘンってソーセージがおいしいんやろ?」って言ってた彼らが…「街は大変衛生的で、日本の水質基準より厳格な基準をクリアしています」という発表に変わっていたりするのです!

ちゃ~んと子どもたちってやるときはやるんですね~♪
恐れいりました♪

でもこの授業って素晴らしいと思います
このレベルの事って今の一般の企業でも求められていることだと思います
21世紀はコミュニケーションの時代ですもんね♪
「何を相手に伝えるのか? 何を相手から受け取るのか?」これって本当に大切な機会ですよね

生徒を教えるどころか、毎回いっぱい教えてもらっている気がしてなりません♪
次週に今回のディベイトの決勝戦です♪
対戦は ミュンヘンvsシンガポールvsソウルです♪
留学先に…あなたならどこの街に行きたいですか?

12316236_919773248058449_1388273335598126601_n1学期に行った、課題に対する「提案型プレゼンテーション」の反省を踏まえ、生徒にもっと深く考えさせたいと、ディベートを取り入れた授業を展開した2学期。

正直、最初の段階では「まだ、ハードルが高すぎるんじゃないの?」という不安が拭いきれませんでした。ですが、やってみることで得られる成長は、その不安を遙かに上回るものでした。

今回優勝したチームだけでなく、最終対戦ではどのチームも負けず劣らずの内容で、明らかに情報収集や分析、論立てが深まり、とても説得力のある、聞き応え十分な中身になっていました。

Shigagakuen Future Leadership Program、どこまで深めていけるか・・・。

今後が、ますます楽しみになってきました!

既存の「学校」システムは、どう考えても破綻している・・・

いろいろな方とお話しさせていただく中で、学校のあり方というか、将来の学校像について語ることが少なくありません。

私の基本姿勢は、「開かれた学校であること」。

言い換えれば、「学びの対象(生徒)と場所はこちら(学校側)が用意するので、どんどん教えに来てください」ということになるでしょうか。

あらかじめ用意された「与えられる学び」ではなく、自己責任において「自ら創り出す学び」への転換と言ってもいいかもしれません。

先日、Facebookにこんなことを綴りました。

教科の学習や生徒会、クラブ活動、地域活動など、生徒の学びを全て「project」として捉え、クラスや授業などの固定化された枠組みではなく、その時々で「何をしたいか」によって柔軟な集団(チーム)をつくり、お互いに学び合っていくようなスタイルの学校が創れたらいいな。

先生は固定化された指導者ではなく、ファシリテーターとして project に加わり、学びをデザインしていく役割を担う。もちろん、学校内部の人財だけでは足りないので、積極的に外部リソースとつながり、project に相応しい人財を just in time でチームに迎える。

1つの project が当初の目的を達成すれば、そのチームは解体し、新たな学び(やりたいこと)で新たなチームをつくっていく。

そうやって、必要な時間や空間を自由にアレンジしながら、ダイナミックに進めていける project 単位の real life な学び。

どう、ワクワクしない?

既存の「学校」という枠組みが、近代工業化時代に最適化されたカタチである以上、すでに過去のもの(私は、敢えてそのシステムが「破綻している」と言っていますが)になっているにもかかわらず、それを冷静に捉え、改善していく流れがどうも日和見になっているような気がしてなりません。

このまま、どこまで旧態依然としたカタチを踏襲していこうとするのか・・・

本校はいち早くその流れから脱し、学びの主体である子どもたちのために、必要な改革を進めていくことを、昨年の創立記念式典で宣言しました。

創立記念日を祝福する、すばらしい快挙!

今日、11月1日は滋賀学園の創立記念日です。

ウィークデーなら祝日同様の扱いになり、その存在感が際立つのですが、今年のカレンダーは日曜日と重なってしまい、生徒たちにとってはむしろ意識しにくかったのかもしれません。

ですが、記念日を祝うに相応しい、すばらしい快挙をあげてくれました。

硬式野球部の近畿高校野球大会「準優勝」、そして陸上競技部の高校駅伝県予選「男子優勝」「女子3位」。

☆近畿高校野球大会の結果は→こちら
☆高校駅伝県予選の結果は→こちら

☆写真や経過などは→私のFacebookをどうぞ

先週末に行われた秋季県高校総体でも、これまでの実績を超える成果を挙げてくれたクラブがいくつもありました。詳しくは改めて公式WEBで報告されると思いますが、日々の練習成果が着実に出てきていることを実感しています。

そして、ありがたいことに、「最近の滋賀学園、頑張ってるね!」と、その勢いや活躍ぶりを褒めてくださる方々が増えてきました。

これらの結果は、選手はもちろんのこと、指導者や保護者の方々のたゆまぬ努力、また後援会や父母教、OB・OG、お取引いただいている皆さん、地域の方々など関係者の応援やお力添えがあってのことです。

ほんとうにありがたいことだと、深く感謝しております。

また、同じようなことをFacebookに投稿してくれている本校関係者もいます。

今日は学園の創立記念日。男子駅伝が優勝。女子が3位入賞。野球は近畿大会準優勝。すばらしい創立記念日になりました。文武ともにますますがんばっていきましょう。(近藤教頭

滋賀県高校駅伝
2年連続10回目の優勝を果たすことができました。7人の選手は全て力を出し切り、控えにまわった選手、付き添い、補助員、応援の部員全員の力が一つになった結果です。そして多くの保護者の方々、OBや学校関係者の皆さん本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。野球部の大活躍とともに新しい滋賀学園の歴史を作って行けるように都大路に向け頑張りたいと思います。今後共よろしくお願いします。(滋賀学園高校陸上競技部

みんなが同じ心根でいてくれること、ほんとうに嬉しく思います。それこそが、いまの滋賀学園に宿る「勢いの原動力」だと確信しています。

文武両道に、次世代を見据えた「学びの改革」・・・

新たなステージへと躍進する滋賀学園に、引き続き応援よろしくお願いします!