高校球児の夏、聖地・甲子園をめざし、熱い闘いが各地で続いています。
本校も今日、台風の影響で1日順延になった2回戦・北大津高校との対戦を迎えました。
どちらに勝利の女神が微笑むか・・・。気がつけば延長15回、引き分け再試合となるハラハラドキドキの3時間半。
初回に先制したものの、その後は北大津が先行し、滋賀学園が追いつくという展開が5回、9回、15回と続きました。
同点から勝ち越しへ、そのままの流れで一気にサヨナラという場面がすぐ目の前にきているにもかかわらず、その壁が越えられません。
さすが、相手はシード校。そう簡単に崩れるわけがありません。多少のミスがあるものの、キッチリまとめてきます。好守備を見せてくれるショート、ここぞという時のファインプレーに会場がどよめきます。
でも、本校も全然負ける気がしませんでした。むしろ、最後まで勝てるというキモチの方が強かったかもしれません。
これまでの試合でウィークポイントとも言われていた、精神力の弱さ。それが、今日は違いました。ミスが出て、相手に先行されても、そのまま終わるような「弱さ」が表に出ません。2アウトからでも打線をつなぎ、1点をもぎ取る「気迫と執念」がありました。
スタンドの応援も、野球部とチアリーディング部にとどまらず、吹奏楽部がより一体感を持つ形にバージョンアップ。さらに、サッカー部やラグビー部、バレー部はじめ、在校生やOB、保護者などが顔を見せてくれるのも、本校の魅力のひとつです。
どちらにもチャンスとピンチがあった、今日の対戦。ただ、両校のキモチとプレーが拮抗し、女神が最終決断をくだせなかったようです。
今日の試合を振り返り、改めて「勝負の分かれめ」を思い知らされたような気がしました。
一夜明けて明日、同じ時間から、同じ会場で仕切り直し。
しっかり休養して、今日の流れをさらに大きくつないでいけるような、気合いの入ったプレーを女神に見せてほしいと思います。
がっちり勝利をつかみ取る瞬間を、スタンドで共有しましょう!