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今年こそ、サブフォー達成。フル 4:26:27 を更新するぞ!

ちょっと、今日は個人的なハナシ・・・

ボクのフルマラソンデビューは今から16年半前、1999年11月21日に「君のチャレンジ精神に栄光あれ!」のキャッチフレーズで開催されたチャレンジ松岡九頭龍フルマラソンでした。

ボクの初フルマラソン、ゴール!

当時所属していたランニングチームのメンバーに刺激され、初めてのフルマラソンは「この大会」と決めていました。

やるからには完走をめざそうと、周囲には「今年こそはフルマラソンに挑戦するから!」と、ことあるたびに宣言し、自分にプレッシャーをかけていました。しかし、いざその日が近づくにつれて、「果たして自分にそれができるのだろうか」と、不安ばかりがどんどん大きくなっていきました。

迎えたレース当日、朝5時半前に車で自宅を出発。湖周道路を北上し、木之本から北陸自動車道に入ると、何となく雲行きが怪しくなってきました。「嫌だなあ・・・」と思っていたら、間もなく雨が降り出し、コンディションは悪くなるばかり。一方、車は順調に進み、7時過ぎには会場に到着。雨は小降りになっていましたが、風がとても強くて気持ちが萎えていきます。

九頭龍川河川敷に設けられた受付会場は、あちこちに水溜まりができていて、あっという間にシューズがドボドボ。チームのメンバー3人と合流し、一緒に開会式に参加。式の中で、来春3月に結婚する予定の小学校の先生(フル初挑戦)が、クラスの子どもたちの声援を受けながら婚約者と仲良く選手宣誓。結婚後も、こんなふうに二人で走るんだろうな・・・と思うと羨ましくなりました。

9時、いよいよレースがスタート。松村和子のデビュー曲「帰ってこいよ」の歌が流れる中、男子373人、女子75人が一斉に走り出しました。この時、参加者が申込書に書いた「ひとこと」が順に読み上げられるのもこの大会の一つの特徴で、その声に背中を押されるように元気が湧いてきて、テンションが上がります。

コースは、松岡町五松橋近くの九頭龍川河川公園から福井市中橋付近まで、川沿いのサイクリングロード約10kmの区間を二往復します。途中、3カ所のエイドステーションとトイレがあり、不安はありません。また、フルマラソン初挑戦の参加者が多いこともあって、「完走請負人」とよばれる人たちが伴走してくれます。九頭龍走友会に所属する3人のおじさんランナーたちが、疲れて歩き出した選手を励ましたりアドバイスをしたりするなど、何度もコースを行き来して、制限時間6時間以内の完走を請け負ってくれます。また、それとは別に「見回り奉行」とよばれる人たちもいて、サポート体制は万全です。

さて、僕の初フルマラソン・・・。25kmぐらいまでは、5kmを28分くらいのイーブンペースで走り、その後35km手前くらいまでは少しペースダウンしたものの、5kmが30分を切るペース。この調子なら4時間を少し過ぎたくらいでゴールできるかも?なんて、一時は甘い期待が頭をよぎりましたが、やはりマラソンはそこからが正念場、最後の数キロで本当の苦しみを味わうことになりました。

膝がガクガクになり、足はほとんど上がりません。「歩け、歩け・・・」とささやく声が、どんどん大きくなっていって、ペースは急激にダウン。歩くよりも遅いような走り方しかできない中、それでもなんとか踏ん張り、やっとの思いで、目標だった4時間30分以内でゴールイン。感激の瞬間でした。

その後、2002年から約10年のブランクをはさんで、いくつもの大会に出場してきましたが、ベストタイムは・・・フル(4:26:27)、ハーフ(1:42:00)、10km(42:26)。

初フルが最高タイムだなんて「う~ん、まだまだ・・・」と思いつつ、今年はそれを超えようと汗を流しているところです。